可愛さ研究所/総論編
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●●● 1−0−1)可愛さとは何か? ●●●


 「可愛い」と感じる対象はひとそれぞれ。
ある人は赤ん坊を可愛く感じるし、ある人は子犬を可愛く感じる。
しかし、それが普遍的事実かというとさにあらず。
ある人にとっては可愛い存在であっても、
別の人の視点でとらえると、恐ろしかったり、醜かったり・・・。

 「癒し」がブームとなって久しいですが、私にはこの「可愛いもの」の存在こそが、
疲れた心を癒し明日への活力を湧き出させてくれる鍵となります。
それはある時は子供の笑顔であったり、ある時はアニメキャラクターであったりします。

 お酒、ギャンブル、異性、喫煙、浪費、美食、ゲーム・・・
現代人はいろいろなものに癒しを求めます。
しかし全ての人がペットや森林浴、旅行あるいはわが子などからの
「健康的な」癒しを得られるわけではありません。
特に健康に害を与えたり、金銭的にトラブルを起こしやすい
ストレスの発散方法は避けなくてはいけません。

 そこで私が恩恵を受けている「可愛いもの」の本質がいかなるものであるのか、
そこを考察することによって「本当に可愛いもの」とそうでないものを見分け、
「より可愛い存在」求めることで、更なる癒しを追究していきたいと思います。

 ちなみにここで考察の対象とするのは「現存する人物」ではなく「アニメキャラ」
もしくは「イラスト」などに代表される2次元創作物とします。
なぜなら実存する人物の顔にあれこれ文句つける行為は無作法ですし、
そこを考察する事は我々CG描きがより良い作品を作るための鍵となりうるからです。

 とりあえずここでは「可愛いもの」の定義は私やあなたが
「ぎゅーっと抱きしめたくなるもの」とでもしておきましょう。
あるいは「見ていて暖かい気持ちにさせてくれて、
嫌な事を忘れさせてくれるもの」でもいいです。

 もちろん、あなたにはあなたの定義の仕方があると思います。
もしご意見がいただけれるのなら、メールか掲示板で意見交換しましょう。

ではご一緒に、「かわいい」ものの世界をのぞいてみましょう・・・


(2002/12/09、冷やしたとまと)
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●●● 1−0−2)前回の考察のおさらい ●●●


 私は以前「うにゅの小さなお部屋」というサイトで
「可愛さとは何か?」という問いを投げかけていました。
下に挙げた文章はそのひとつの答えです。

 まずは皆様にもこれを読んでいただき、ここから出発することとしましょう。
(ただし、オリジナルの文体は読みにくいので修正してあります。)



 私はちっちゃくてかわいいものが好きです。
でも「かわいい」とはどういうことなのでしょう?

 かわいい生き物のイメージといえば赤ちゃんや子供、子犬や子猫、
コアラやペンギン、パンダやウサギ、小鳥やひよこ、モルモットやハムスター、
蝶々やてんとう虫、金魚やグッピー・・まあ、こんなもんでしょうか。
さて、この子たちの共通項を考えることで「かわいさ」の本質にせまってみましょう。

 「ちいさくて丸っこい」「ふわふわして柔らかい」「ひらひらしてか弱い」
あるいは「つぶらな瞳」や「チョコチョコした動き」「声が高い」
などというのは比較的共通してみられる特徴です。

 これらは見るものにとって「私はあなたに害を及ぼすものではありません」
というアピールであり、生き物の自己防衛の仕組のひとつでもあります。
もしトゲトゲした子犬や低いうなり声をあげる小鳥、ものすごいスピードで
はいまわり大木をもへし折るコアラがいたら果たしてかわいいでしょうか?

 話は変わって「目が大きい」「口や鼻がちいさい」
「頭身が低い(頭がおおきい)」というのは赤ん坊の特徴です。
つまり「未熟性」の象徴でもあり、言い替えると「かわいらしさ」に通じる特徴です。
従って少女漫画やアニメキャラの目が大きいのは理にかなった特徴づけなのです。

 さて私がこのサイト(うにゅの小さなお部屋)で紹介しているキャラクターが好きなのは、
ポプリちゃんのリボンがヒラヒラしているとか、ククリちゃんの目が大きいとか、
さくらちゃんの声がかん高いとかいうように、みんなこれらの特徴をいっぱい
満たしているからかもしれません。

 というわけでこれからも私は「ちっちゃくて」「ひらひらして」
「ふわふわした」イラストを追求していきます。
もし私の意見に賛成の方がみえましたらぜひ「大きなリボン」や
「大きな目」のイラストをアップしたり、
「こんな可愛い子がいました」って伝言板に書き残してほしいです。


(2002/12/09、冷やしたとまと)
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●●● 1−1−1)瞳の大きさについて ●●●


 かわいいイラストを見ると大きく分けて「大きな瞳」系の絵と
「小さなつぶらな瞳」系の絵に分かれると思います。
「大きな目」と言ってもいいのですが、白目の部分が大きな顔は
可愛いというイメージよりコミカルな感じが強くなるので
やはりここでは「大きな瞳」と言うことにしましょう。

大きな瞳系の代表キャラといえばパワーパフガールズとか
どれみやシルバー王女、メモルなどの大半の「ぷにキャラ系」
の少女は瞳が大きめです。

対して小さな目(あるいは点に近い黒目と言ってもよいかもしれません)
の代表格はプレステのトロ、キティちゃん、クマのプーさん、ぼのぼの、
シマリス、ゴマちゃんなど動物マスコット系に多いでしょうか。

小さな目のバリエーションとしては「線目」と呼ばれる眠っているような
目があります。例えばスヌーピーのウッドストックやぼのぼのの
プレーリードックくんなどがそうでしょうか。

逆に中には縦長の線目もあります。
これは使い方が難しいので縦長の線目を持った可愛いキャラは少ないですけどね。

白目と黒目の比率がリアルな目を持ったキャラクターは可愛いという特性
よりもむしろ「美しい」「綺麗」といった特性が強いためここで目指すもの
とは少し異なります。
例えばキャッツアイの愛ちゃんだとかああっ女神さまのベルダンディーだとか
サザンアイズのパイちゃんだとか、確かに可愛いんですけどね。

逆に「可愛くない目」っていうと・・・ギャラクシーエンジェルのノーマッドの
ぐるぐると書きなぐったような目だとか、ドラえもんやキテレツ大百科の
コロスケなどの「大きな白目の中の小さな点目」、ちびまるこちゃんのみぎわさん
のような不自然な大きな瞳とかでしょうか。
ドラちゃんやコロちゃんの目は漫画キャラとしての豊かな表情を表現する事には
向いていますし決して可愛くないわけではないのですが、ここで追究している
「ギュッと抱きしめたくなるような」可愛さとは別のものだと思います。

昔のヒロインキャラ、例えば宇宙戦艦ヤマトの森雪だとか機動戦士ガンダムの
セイラさんだとかは確かに顔の面積に対する瞳の大きさが大きいのですが、
基本的に横長の目は成熟した大人の女性を表現する時に多用される
標準的な目であり、少女や幼児キャラを表現する時に使われる
比較的縦長の「円に近い」目とは異なります。

目の形から言えば、銀河鉄道999のメーテルに代表されるような松本キャラ
のほとんどは「可愛くなく」「美人系」のキャラであり
「円に近く顔に対する比率が大きい瞳」のキャラ・・・例えば魔女っ子シリーズ
のミンキーモモ、クリーミィマミ、マジカルエミなどの変身前の姿などは
正統派「可愛い系」のキャラであるといえるでしょう。

では、瞳のサイズが顔の何%くらいのサイズまでOKかという話になると
(確か昔ファンロードか何かで70%くらいまでOKだとか言ってた人が
いたようないないような気がしますが)これは頭身比とも密接に関わって
きますので、一概には論じれないと思います。

当然、瞳が大きければ大きいほど「未熟性」「幼弱性」が強調されている
わけですので、頭身比も小さく(頭が大きく)なるわけです。
2頭身のキャラの目が顔の半分を占めていても不自然ではありませんが
8頭身のキャラの目がそんなにでかいと異様です。

どのあたりまで許容できるかは個人の感じ方によっても変わってきますし
作者の表現の仕方によって大きく見た目の印象も変わります。
そういえば昔の少女漫画では8頭身のままで瞳が大きなキャラが比較的
多かったような気がしますが、これを「可愛い」と感じるか「気持ち悪い」
と感じるかは、このあたりのバランスの取り方が上手い作者であるか
あるいは下手な作者であるかで変わってくるのでしょう。

さて、あなたのお気に入りのキャラはどれくらいの瞳のサイズでしょうか。
そんなことを考えながらキャラクターを比較していくと、「自分の好みの
瞳のサイズ」というのが見えてくるかもしれません。

(2002/12/16、冷やしたとまと)
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